企業リスクマネジメントとしてのトレーサビリティ管理


ソフトウェア開発が複雑化巨大化していく中、品質や生産性が低下している

 


ソフトウェアトレーサビリティ管理でリスクコントロール
 

これを前提に品質向上に努めつつも、万一の際に迅速 適切な対応を取るための
リスクマネジメントの一つにソフトウェアトレーサビリティ管理があります
 


 



 「トレーサビリティ管理の課題」 (ツールを使わない場合)


通常の開発作業に加え、トレーサビリティ管理の作業がそのまま追加作業となり現場負担が大きくなる  
   

ソフトウェア開発におけるトレース対象の数は、評価の追い込み時期になると 3倍以上に増加し、 トレーサビリティ管理を維持するのが難しくなります
   [工数の超過]
   [納期遅れ]
   [トレーサビリティ管理作業の後回し]
になることが考えらえます
   
開発工程をまたがってトレース対象を紐づけしていく作業が多く、ミスが混入しやすい
開発工程すべての成果物の網羅性を確認するだけでも膨大なエビデンスを必要とする
   
→ 時間・手間がかかる
   




  ソフトウェア開発者の意見を多く取り入れたツール


  トレース対象の自動抽出  
    Word Excel Text PDF ファイルで作成された開発ドキュメント・ソースコードをドラッグ&ドロップで登録できます。
登録した開発ドキュメント・ソースコード読込み、独自開発の抽出エンジンによりトレース対象を自動抽出します。 自動抽出できることで開発時の現場負担を軽減させます。
開発ドキュメント・ソースコードには、特殊な記号や目印になるシンボルなどを加える必要がなく、ドキュメントの可読性を損ないません。 抽出範囲や正規化表現などの設定を変更することにより、抽出精度を上げることができます。
(自動抽出精度90%以上:当社例)
 
       
     
       
  紐づけ操作は上位のみ 下位ドキュメントへの紐づけは不要  
    上位IDへの紐づけ操作は対象候補一覧から選択するだけで設定できるため、手間と入力ミスを大幅に軽減できます。
下位への紐づけは、eコネッタが登録されている開発ドキュメント・ソースコードを全文解析して依存関係を追従するため操作不要になります。 eコネッタを使用せずトレーサビリティ管理を行う場合、通常下位への紐づけ作業が必要になります。下位への紐づけ作業とは、 現工程で作成したドキュメントのトレース対象を、次工程で作成されるドキュメントのトレース対象へ紐づけする作業を指します。
すなわち、現工程の作業が次工程のドキュメントを作成するまで完了しない状況となり、手戻りやミスにつながります。
eコネッタでは、手戻りやミスにつながる下位への紐づけ作業は必要ありません。
 
       
登録済みのドキュメントが更新された時は差分のみ再設定
    開発ドキュメント・ソースコードを更新した場合でも、ドキュメントの変化点を自動判別し変更された箇所の差分を抽出できます。
差分内容のみを確認/設定するだけで、依存関係の維持管理が可能になります。
 
漏れのない成果物 手戻りの少ない確実な進捗
すべての要件から漏れのない成果物が作成されているか検証するには、成果物の精査やレビュに多くの時間を要しますが、 トレーサビリティ管理を維持することにより、網羅性を確保したトレーサビリティマトリクスが簡単に生成できます。 トレーサビリティマトリクスよりカバレッジを行うことで、要件からの設計・実装・評価の漏れを各開発工程で早期に 検出できます。
また、このトレーサビリティマトリクスはExcelファイル形式で出力でき、依存関係を規格(CMMI , ISO26262など)に準拠した エビデンスとして利用できます。
       
  テレワーク・分散開発にも有効活用  
    テレワークや分散開発時の成果物確認や進捗管理にトレーサビリティ管理が役立ちます。
日々の開発ドキュメント・ソースコードをトレーサビリティ管理することにより、抽出したトレース対象の件数や依存関係を常に 維持管理できます。日々トレーサビリティ管理を行い、レポート機能を使用し内容を確認することで、成果物確認や追従度の高い 進捗管理ができます。
 
       
  根拠のある見積 早期の計画立案  
    要件変更 不具合対応 派生モデル開発などにおいて、対象箇所を指定し、インパクト分析を行うことで依存関係のあるすべての トレース対象を抽出し、影響範囲を明確化することができます。
これにより根拠のある見積 早期の計画立案が可能になります。
 
       
  管理コストの削減  
    手作業によるトレーサビリティ管理を多く手掛けたノウハウを、ツールに反映することで現場負担を軽減し、管理コストが大幅に削減できます。  
       
     
80人月程度の開発で手作業によるトレーサビリティ管理工数が約18.8人月を費やしたのに対し eコネッタ導入後は約4.8人月まで大幅削減(75%)を実現しました。(当社例)
 
       




 ダウンロード


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導入をご検討の方はご利用ください
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 機能紹介


 トレース対象の自動抽出


入力文章となる開発ドキュメント(Word、Excel、Text、PDF)を変更することなく、トレース対象を自動抽出できます。
開発ドキュメントが更新されても差分を抽出し、変更がある箇所のみトレース対象を自動抽出します。

   



 依存関係の設定


ID管理画面にて、入力文章から抽出されたトレース対象に自IDを自動採番し、 上位IDは画面から選択するだけの簡単なGUI操作で、依存関係が設定できます。 本ツールでは下位への紐づけ不要で、全文解析して依存関係を追従します。

   

   



 トレーサビリティマトリクス


全トレース対象の依存関係を表示します。またExcelファイル形式で保存することができます。

   



 カバレッジ


要件からの設計・実装・評価の漏れている箇所をトレースします。

   



 インパクト分析


要件変更や出荷後の不具合発生時に、マトリクスから対象箇所の依存関係を明示します。
対応に必要な工数・期間が早期に把握できます。

   



 レポート


抽出したIDの設定情報を明示し確認できます。
成果物確認や進捗管理に役立ちます。

   




 制限事項

  Word, Excel, PDF形式のファイルは、本文で記載されている以外の文字は抽出できません。
     画像中の文字、図形中の文字、吹き出し、付箋機能、コメントなどからの抽出は不可となります。
  Word, Excel 形式のファイルは、一部正しく読み込めない場合があります。
     Microsoft製品以外で作成・編集されたファイル
     特殊な文字コードが入っている
     Office Open XML (OOXML) 仕様に反したファイル
     その他特殊なファイル形式
  PDF形式のファイルは、一部正しく読み込めない場合があります。
     Adobe製品以外で作成・編集されたファイルなど
     特殊な文字コードが入っている
     その他特殊なファイル形式
  Word, Excel ファイルはパスワードが設定されているファイルに対応しておりません、事前にパスワードを解除した文書をご用意ください。
(PDF ファイルはパスワード対応済み)
  Word, Excel, PDF形式以外は、テキスト形式として読み出します。
  テキスト形式でC言語オプションを設定して読み込んだファイルは、一部正しく判定できない場合があります。
(#if, #ifdef, #defineなどの条件及び、複合条件など)
  解析したデータをExcel形式で保存する場合、長時間アプリケーションが応答しない場合があります。
アプリケーションがあまりにも応答しない場合は、Excelの保存オプションを、出来るだけ小さい分割状態にして試してください。
  Microsoft Word, Excelでは問題なく扱えるファイルであっても、Office Open XML(OOXML)仕様に反したファイルの場合、 抽出時にエラーとなることがあります。



 動作環境


動作環境 必要スペック
  CPU   1GHz 以上
  メモリ   2GB 以上
  ディスプレイ   1024×768 以上
  OS   Windows 10 / 8.1
  .NET Framework 4.7 以上
  Word   2016 / 2013 / 2010 / 2007( docx )
  Excel   2016 / 2013 / 2010 / 2007( xlsx )
  Text   テキスト形式のファイル( h, c, cpp, txt )
  PDF   PDF形式のファイル( pdf )

他社製品の登録商標および商標について
Microsoft、Windows、Windows 10、Windows 8.1、Word、Excel は、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です 。 その他、本書にて記載するシステム名、製品名は、一般に各開発メーカの登録商標あるいは商標です。なお、HP中では、Rマークは明記していません。



 製品・技術サポート


   

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